オーストラリア「ウェスタンフォース」とパートナーシップ契約を締結
オーストラリア西部のパースを拠点とする「ウェスタンフォース」とのパートナーシップ契約を締結しました。
Western Force チームロゴ
今後、両チームの強化、育成、マネージメントの強化について情報のシェアを進めていきます。
パートナーシップ契約の目的は、ノウハウのシェア、マネージメント・コーチ・育成スタッフおよびメディアスタッフの往来、ブランディング、育成アカデミーのノウハウシェアなどを計画しています。
・ウェスタンフォース(Western Force)とは
Western Forceはスーパーラグビー・パシフィックに参加するオーストラリアのラグビーチームで、2005年に創設された。コロナ禍でスーパーラグビーが中断されていた2020年、2021年は、スーパーラグビーAU(オーストラリア地域のみで開催されたスーパーラグビーの代替試合)に参戦。ホームグラウンドはチーム拠点の西オーストラリア州のパースにあるパース・レクタンギュラー・スタジアム(Perth Oval)で通称nibスタジアム。
今回パートナーシップを締結したのは、Western Forceの女子部門。毎年スーパーWの大会に出場するオーストラリアのラグビーチーム。チームの拠点は西オーストラリア州のパース。
2018年の創設依頼、スーパーWに参戦している。2018年から2020年はRugby WAの名前で参戦。
・スーパーWとは
「スーパーラグビー・パシフィック(旧スーパーラグビー)」は世界最高峰の男子ラグビーリーグ。オーストラリア、ニュージーランド、フィジーの3カ国から計12のプロチームが参加するラグビーユニオンの競技会。
「スーパーW」は同じ3カ国から6チームが参加し、オーストラリアで開催される女子の競技会。
・パースについて
パース(Perth)はオーストラリア連邦の1/3を占める西オーストラリア州の州都で、西オーストラリア州で最大の都市である。パース郊外はインド洋に面し、美しい砂浜が広がっている。パースから同じ国であるシドニーやブリスベンより、隣国インドネシアの首都ジャカルタの方が近い。
パースは複数の都市と姉妹都市としているが、その中でも最も歴史が長いのが日本の鹿児島県鹿児島市で1974年に樹立されている。
英国エコノミスト社によるランキングでは、過去10年以上「世界で最も住みやすい街」に選出されている。
東京山九フェニックスから柏木那月選手と佐藤優奈選手が、2023年3月から5月、ウェスタンフォースに期限付き移籍をしている。
2024年には、オーストラリアへチーム遠征を行う予定。
遠征中にスーパーラグビーチームとの対戦を計画中である。
四宮GMより
長年の夢がまたひとつ叶いました。
女子ラグビーがより魅力的なスポーツになるためにも、日本国内だけでプレーするのではなく国外にもどんどん出ていかなければならないと考えていました。
スーパーラグビーのチームとパートナーシップを結ぶことができ、日本の女子ラグビー選手が競技を長く続ける一端を担えると思います。
2月にオーストラリア遠征へ行くことも確定したので、女子ラグビーを通して日本の文化と東京山九フェニックスの魅力を伝えたいです。
かつて自分も海外でプレーしたように、たくさんの選手たちがフェニックスに入団し、世界へと羽ばたくサポートをしていきたいです。
・東京山九フェニックスとは
東京山九フェニックスは2013年に設立された女子ラグビーチーム。当時は練習場所もなく、渋谷区にある小学校の校庭を借りて練習を実施していた。
現在は神奈川にあるグラウンドを使用しているが、設立当初よりチームの拠点は常に渋谷区としている。
チームメンバーは仕事や大学での勉強をしながら、ラグビーと向き合っている。
常に最先端の情報や文化を発信し続ける、ダイバーシティーの街「渋谷」。
チームスピリットとして、「ダイバーシティーの街、渋谷発のデュアルラグビーチーム」として、新しい女子スポーツ文化を創造し、渋谷から世界へ女子ラグビー文化を発信していく。チームの母体は2002年に作られていて、昨年で20周年を迎えた。
15人制においても、7人制においても、日本代表選手を常に輩出している。
監督は元日本代表選手の四宮洋平。
2019年度より、山九株式会社がネーミングライツスポンサーとなり、「東京フェニックス」から「東京山九フェニックス」に名前を変更している。
2022年度は7人制大会15人制大会のどちらも優勝の二冠を達成した。
女子ラグビーチーム・東京山九フェニックスは、女子ラグビーを通じて、ラグビーの魅力発信、地域・経済の活性化、また様々なスポーツや文化へ寄与して参ります。